セーラースターズあらすじを解説!!記憶に残る壮大な結末とは。。。!?

『そういやセーラームーンって、最後は結局どうなるんだっけ?』

『なんか新しい3人組が出てきた気がするけど、アイツら誰!?』

(※この3人↓)


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

そんな疑問がよく叫ばれる、シリーズの中でも特にマイナーともいえる『セーラームーン』最終章、それが原作の第5部アニメ『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』原作の第5部だ。

筆者も幼い頃、第4部『SS(スーパーズ)』まではアニメで観ていたけど、そういや第5部になったあたりで観るのやめちゃったな~と思い、原作を読んでみると、、、

な、、ナンじゃこりゃ~ッ!?

第4部までのストーリーも複雑かつ壮大だったけど、最終章はこれまでと比べ物にならない。

むしろ内容は複雑ではなくなっているけど、スケールがとてつもなく壮大というか、とりあえず広くて、しかも深くて、そしてあたたかすぎる。セーラームーンを読んで、こんなに圧倒されるような気持ちになるとは思わなかった。

ごめんなさい、完全にナメてました。この作品が今なお伝説として語り継がれる由縁は、この第5部にあったんですね。。。

と、思いっきりハードル上げたところで、いよいよ第5部『セーラースターズ』のあらすじ紹介、いっちゃうよ!

※以下の画像の引用元は、いずれも『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』刊行:講談社,著作者:武内直子より。

第5部『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』のストーリー

いよいよ最終章となる第5部は、これまでの全ての戦い、そして遠い過去から遥か未来まで、さらに太陽系を越え、銀河全体の気の遠くなるような因縁にまで決着をつける物語。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

衝撃の幕開け!そして新たな敵が、、、

デッド・ムーンとの戦いを終え、平和な日常を取り戻したうさぎ達。しかし、うさぎはどこか浮かない様子。実は、衛がハーバード大学への留学が決まり、これから一年以上、離ればなれになってしまうのだ。

衛がアメリカに出発する日、空港で見送りをするうさぎ。しかし、再会の約束をしている最中、うさぎの目の前で突然、衛の体が粉々になり、そのまま消滅してしまう…!

(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

目の前で起こった出来事をまともに受け止められず気を失ったうさぎは、気がつくと翌朝、自宅のベッドで目を覚まし、前日に起こった信じられない出来事を無かったことにし、「衛は無事にアメリカに発った」と、無意識で記憶にフタをしていた。

そして一方ちびうさは、30世紀のクイーンとキングにこれまでの戦いでの出来事を報告するため、一度30世紀に帰ることに。

そんな中、みちるとのつながりで、デビューしたての話題の3人組男性アイドル、スリーライツのライブにやってきたうさぎたちは、そこでセーラーアイアンマウスという「セーラー戦士」を名乗る敵の襲撃を受ける。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

変身するうさぎは達だが、敵を撃破したのは、スリーライツの3人が女性の姿に変身した、新たなセーラー戦士たちだった。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

セーラースターライツの出現、仲間たちの消滅。。

翌日、なんとうさぎ達の通う高校に転入してきたスリーライツの3人。そしてそれと同時に、ちびちびと名乗る突然現れた謎の少女が、以前のちびうさと同様、うさぎの妹として月野家に住み込むことに。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

スリーライツはうさぎ達の日常に溶け込み、スリーライツの一人、星野光(セイヤ コウ)の切ない歌声にひかれるうさぎは、彼にセーラー戦士としての「星の光」を感じるが、


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

学校でセイヤといるところを、再び敵のセーラー戦士セーラーアルーミナムセイレーンが襲撃する。そこにウラヌスらセーラー戦士たちが駆けつけ変身し、うさぎもエターナルセーラームーンに変身して戦うが、アルーミナムセイレーンの一撃により、なんとマーキュリーとジュピターの体が消滅し、残った二人の心臓部であるセーラーパワーの源、セーラークリスタルがどこかへ転送されてしまう。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

その時、再びセーラー戦士へと変身し、アルーミナムセイレーンを撃破したスリーライツの3人。セーラースターファイター、セーラースターメイカー、セーラースターヒーラー、3人合わせてセーラースターライツと名乗り、


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

銀河最強のセーラー戦士であるセーラーギャラクシア率いるシャドウ・ギャラクティカの配下のセーラー戦士(セーラーアニマメイツ)たちが、うさぎ達セーラー戦士のセーラークリスタルを狙って襲ってくることを警告する。(今何回「セーラー」って言ったっけ?てか「セーラー」ってなんだっけ??^_^;)

その後、ウラヌス達は、スターライツの3人とシャドウ・ギャラクティカが流星に乗って太陽系外からやって来たと推測し、マーズとヴィーナスの二人は、再びスターライツに接触、さらにその後現れた敵のセーラーレッドクロウと戦うが、敵を倒した直後、今度はマーズとヴィーナスの体が粉々になり、二人のセーラークリスタルが奪われる。

二人が消滅する姿を目の当たりにしたうさぎは、ようやく閉ざしていた記憶のフタを開き、衛もまた自身の目の前で消滅したという、受け入れ難い現実を認める。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

そして、衛やマーズ達が消滅した瞬間に姿を現した謎のセーラー戦士こそが、敵のボスであるセーラーギャラクシアであることを確信した。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

セーラーギャラクシアの野望と、ちびちびの変身

部屋で休むうさぎにスターライツの3人は、ギャラクシアの目的は、セーラー戦士の頂点に立つことであり、そのために銀河中のセーラー戦士を襲っていること、またマーキュリーら四人は人間の肉体としての死を迎えたが、セーラー戦士の力の源であるセーラークリスタルは、ギャラクシアに奪われても滅びはしないことを告げる。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

またウラヌス、ネプチューン、プルートら外部太陽系戦士3人は、太陽系にシールドを張り、情報を集めるために一度、それぞれの惑星のキャッスルに戻ることにし、一方30世紀に戻ったちびうさもまた、未来での時空の歪みに気づき、過去で何か起こっていることを察知するが、これから始まるプリンセスとしての教育のため、過去に戻ることをクイーンに認められず、不安ともどかしさを覚える。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

4人に肉体の死が訪れたこと、「セーラークリスタルさえあれば肉体は重要ではない」というスターライツの話を自分の中で整理できず、仲間をどんどん失っていく、かつてない戦いの危機に強い不安を抱くうさぎ。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

そんな中でも、さらに転入生としてうさぎたちに近づいたシャドウ・ギャラクティカのセーラーティンにゃんこ


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

ルナやアルテミスと同じマウ星人であるというティンにゃんことの戦いの中、ルナとアルテミス、ダイアナが攻撃を受け、喋れなくなってしまうが、そこにスターライツと、実はセーラー戦士だったちびちびが変身したセーラーちびちびが駆けつけ敵を撃退する。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

そのままスリーライツの住む屋敷にやって来たうさぎを迎えたのは、スターライツが捜し続けていたキンモク星の皇女(プリンセス)、プリンセス火球(かきゅう)だった。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

プリンセス火球登場、ギャラクシアとの邂逅

実はスターライツはキンモク星系の守護戦士であり、ギャラクシアの手から地球に逃げ隠れていた火球のことを、歌に想いを込めながらずっと捜していた。そしてちびちびは、火球が偶然倒れている所を見つけ、回復するまで魔法の香炉の中でかくまっていたのだ。

火球はうさぎに、銀河中のセーラー戦士を倒しながらセーラークリスタルを奪い続けるギャラクシアの最終目的は、銀河一のパワーを持つセーラークリスタル、シルバー・ムーン クリスタル=幻の銀水晶を持つセーラームーンだと告げ、それを聞いたうさぎは、仲間たちのクリスタルを取り戻すためにもギャラクシアと戦う決意をする。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

その後、黄昏時の公園でちびちびといるところをギャラクシアに襲われたうさぎは、ちびちびと幻の銀水晶の力でなんとか退けるが、その中でウラヌス、ネプチューン、プルートらも肉体を砕かれるビジョンを観て、またギャラクシアに「あなたの知る『未来』は本当に来るの?」と心の不安につけ入れられ、倒れた夢の中で、ギャラクシアが銀河の中心のいて座ゼロ・スターにいることを知る。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

仲間を助け出し、平和と未来を手にするためにギャラクシアの元へ旅立つ決意を固めたうさぎ。

スターライツ、ちびちび、火球と共にまずはウラヌスら3人の惑星のキャッスルに向かうが、そこで既に3人と、さらにプルートまでもがギャラクシアの手にかけられ、消滅していたことを知る。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

深く嘆き悲しんだセーラームーンは、強い怒りを胸に、ギャラクシアの待つゼロ・スターへと向かうのだった。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

いて座ゼロ・スターでの戦いにつぐ戦い

銀河の中心であり、銀河中の全ての星が生まれる場所であるいて座ゼロ・スターでまずセーラームーンたちを待ち受けていたのは、「忘却の川」と「記憶の川」の番人、『セーラーレテ』と『セーラームネモシュネ』だった。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

「忘却の川」による記憶を失う罠をはねのけ、「戦いを終わらせられるならこの場で自らの命を捧げてもかまわない」というセーラームーンの覚悟を見たレテとムネモシュネは道を譲る。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

しかしその直後、ギャラクシアの側近のセーラーΦ(ファイ)、セーラーχ(カイ)によって、レテとムネモシュネ、さらにスターライツ3人が消滅させられ、セーラークリスタルを持ち去られてしまう。

さらに続いて、その先に待ち受ける最後のセーラーアニマメイツセーラーヘヴィメタルパピヨンに苦戦するセーラームーンの元に、セーラーちびムーンと、その守護戦士であるセーラーカルテットたちが駆けつけ、ヘヴィメタルパピヨンを撃破する。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

ちびうさは30世紀の未来で、過去の世界の、そしてそれによる未来の世界の危機に耐えられず、
セーラームーンと共に戦うと決意し、クイーンに告げ、30世紀で覚醒したセーラーカルテットの四人と共に過去に戻ってきたのだ。

そしてさらにさらに、いよいよたどり着いたギャラクシアの城の入口にてセーラーΦ、セーラーχと戦い、その中で火球がセーラー戦士セーラー火球に変身するも、敵の一撃に敗れ、セーラームーンの腕の中で消滅していく。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

さらにギャラクシアの青金石(サッファー)クリスタルの力で肉体が甦り、操られたマーキュリーら太陽系セーラー戦士8人と、さらにタキシード仮面との辛い戦いが待ち受ける。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)
(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

カルテットの四人が気絶させられるが、激しい葛藤と苦しみの先に、セーラームーンは復活した仲間たちを苦渋の決断で消滅させた。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そうして、敵とも味方とも戦い続け、身も心もボロボロになったセーラームーンとちびちびは、遂にギャラクシアの元へとたどり着く。

ギャラクシアとの決戦、そしてカオスの復活

互いの力を激しくぶつけ合うセーラームーンとセーラーギャラクシア。しかし、セーラームーンの「未来と仲間と愛する人を信じる想い」から生まれるパワーの強さと、その輝きに圧倒されたギャラクシアは、城の最深部にある、「銀河中の全ての星が生まれ、同時に全てが無くなる場所」である星達の聖地ギャラクシーコルドロンへとセーラームーンとちびちびを誘い込む。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

セーラーギャラクシアは、これまでに奪った全てのセーラー戦士たちのセーラークリスタルと、タキシード仮面、さらにちびムーンをもギャラクシーコルドロンへと落とし、溶かして完全に消してしまう。「セーラークリスタルさえあれば、皆を取り戻せる」という最後の希望と、衛さえも失ったセーラームーンは悲しみを爆発させ、それによる力の爆発により、ギャラクシーコルドロンの闇の星々の支配者であり、シャドウ・ギャラクティカの真のボスでもあるカオスが目覚めた。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

目覚めたカオスはセーラームーンに語りかける。セーラームーンがこれまでの戦いで倒してきたクイン・メタリア、デス・ファントム、ファラオ90、そしてネヘレニアら、どこからともなくやって来た闇の支配者たちは、実は全て、このギャラクシーコルドロンから生まれたカオスの分身であり、セーラームーンら光の力を受け継いだ星を持つ者にとっても、いわば兄弟にあたる存在だったこと。

そして光のあるところに闇はあり、闇はまた光を呼ぶように、原初は一つであった光と闇、セーラームーンとカオスはひかれ合う存在であり、今また手を取り合う時がやってきた。

それは、セーラームーンの銀河最強の光の力を手に入れ、カオスこそが宇宙の真の支配者になる瞬間である!と。

絶望に暮れるセーラームーン、ちびちび突然の訴え

また一方、カオスの闇の力とセーラームーンの光の力、どちらも手にして銀の真の支配者になろうと企んでいたギャラクシアだったが、カオスにとっては、ギャラクシアは始めから眼中に無く、カオスの一撃により、成すすべもなく吹き飛ばされたところに手を差しのべるセーラームーン。

ギャラクシアは野望をあきらめ、「何わたしは敵でこれは戦いだ 何故わたしを助けた、とどめを刺せ!」とセーラームーンに詰め寄るが、それに対しセーラームーンは、悲しそうな顔で告げる。。。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

この言葉を聞き、「お前もわたしも戦えない セーラー戦士が一人残らずいなくなる 今こそ戦いの終わる時か」とつぶやくギャラクシア。

しかしその時、これまで沈黙を保ち続けていたちびちびが突然口を開いた。

「いいえ、戦いは終わらない ずっと続くわ」

そしてセーラームーンに対して訴えかける。銀河の未来を救うためには、セーラームーンの最後の力で、カオスごとコルンドロンそのものを消滅させ、「今度こそ」戦いを終わらせるしかないと。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

なぜなら、闇は光を呼び、闇もまた光を呼ぶ、だから星が生まれる限り、全てを終わらせない限り戦いの苦しみの歴史はずっと続く、だから今ここで終わらせないと、きっと後悔することになる、と。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

セーラームーンが照らす”光の励まし”

銀河に平和を呼ぶには、もうそれしかない!と悲痛な叫びを上げるちびちびに対し、セーラームーンは優しく語りかける。

「たとえ、この銀河が滅んで戦いが終わっても、きっとまたどこかでコルンドロンは生まれ、そこから新しい未来はずっと生まれ続けるわ そこには光も闇も、戦いも希望も生も死も、喜びも悲しみも全てがある それがこの宇宙なのよ」


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そしてちびちびに対し、「あたしは、諦めない 戦いの終わりには希望と未来があるって、いつだって皆が教えてくれたから だからあなたも未来と希望を捨てないで 希望の星が輝き続ける限りあたし達は大丈夫、負けないから」とあたたかく励ましの言葉をかける。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

すると、ちびちびは涙をうかべて「うん」とうなずき、その正体である、セーラームーンにうりふたつな謎のセーラー戦士セーラーコスモスへと変身した。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そしてかたわらで見ていたギャラクシアは、セーラームーンの、この宇宙の遥か未来まで信じるその無限の包容力を目の当たりにし、心の中でこうつぶやく。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

セーラームーンこそが、自身が探し続けていた「永遠に輝く星」だったことにようやく気づいたギャラクシアは、自身のセーラークリスタルの限界を迎えて消滅する。。。

カオスを包み込むセーラームーン、セーラーコスモスの告白

そして、セーラームーンを取り込むことで宇宙最強の星になろうとするカオスに対し、セーラームーンは微塵もひるまず、真っ正面から向かい合う。

光も闇も、互いを求め合う、それは”一つ”につながりたいからであり、闇が光を求めるのも、自分たちが愛する人を、仲間を求めるのと変わらない。そのことを理解したセーラームーンは、カオスそのものすらも倒すのではなく包み込み全てを救うために、自身の体ごとコルンドロンの中へと飛び込び、全ての力を解放しながらコルンドロンの海へと融けていった。。。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そしてコルンドロンの外では、ちびちび=セーラーコスモスが、目を覚ましたカルテットらに語りかける。

ちびちび=セーラーコスモスの正体は、遥か未来からやってきたセーラームーンの究極の姿であること、


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

コスモスは気の遠くなるような未来から、カオスが生んだ究極の敵セーラーカオスとの終わりの見えない戦いに絶望し、何のために戦っているのかわからなくなり、全てを投げ出して逃げ出してきてしまったこと、


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そして、遠い過去での戦いにてカオスをコルドロンごと消滅させなかったことを激しく何度も後悔し、今度こそやり直すために、ちびちびの姿で過去へと戻ってきたこと。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

また、コスモスいわく、今回も結果として、カオスを完全に消滅させることはできなかったという。

しかし今、セーラームーン=過去の自分に、全てを捨て去る勇気と全てを受け入れる勇気、「何度でもやり直せる」という無敵の力を教えてもらい、かつての自分の選択が間違ってなかったことに気づき、ようやく前に進めると。

それらを語り終えるとコスモスは、カルテットを元の未来へと送り返し、自らもまた遠い未来へと帰っていった。。。

  • (引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

衛と、仲間たちとの再会、そして大団円へ。。。

そして、コルドロンの中。カオスを取り込み、自身も融けて消滅したはずのセーラームーンは、なぜかコルドロンの中で目を覚ました。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そして、そのかたわらには、同じくコルドロンに消えたはずの衛と、仲間たちの姿が。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そしてコルドロンの守護神であるガーディアン・コスモスに対し、新しい星の歴史をやり直すのではなく、「どんなに辛くてもこのままで皆と未来を作っていきたい」という意志を示したうさぎは、


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

仲間と共にコルドロンから見送られ帰っていく。。。

、、、次に目を覚ますと、ベッドの中で衛と二人。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

とうとう結婚の誓いを立て、仲間に祝福されながら式を上げるうさぎと衛は、ずっと一緒にいること、大切な仲間達を守り続けていくことを誓い合う。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

そして、太陽の下で美しく輝くうさぎの晴れ姿を見つめる衛が、心の中でこうつぶやいたところで、物語の幕が下りる。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(10)』)

第5部ストーリー解説

さて、これで『美少女戦士セーラームーン』の物語は完結だ。

記事の最初に話した通り、最後のストーリー展開は、読者層の少女たちを完全に置いてきぼりにするような壮大さだったよね。

これまでとは異質な第5部

この5部で語りたいことはたくさんあるんだけど、まず1つ目の衝撃の展開としては、第5部序盤での、うさぎの目の前での衛の突然の消滅だよね。


(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

しかもこの先、第5部終盤にさしかかるまで結局、衛は一度も登場しないんだから驚きだ。

これまでの第1部~第4部の物語は基本、うさぎ=セーラームーンと衛=タキシード仮面、二人の愛と絆が中心に描かれてきた。その、少女漫画としてのある種の宿命を、よりによって、最終章である第5部で放棄してしまったわけだね。

これは、衛という、一番身近で大切な関係性を消滅させることが、物語のスケールを太陽系をはるかこえて銀河、果ては宇宙全体にまで拡げる上で必要だったともいえるし、そこまで拡げた上で、最後の最後でまた二人の愛の誓いに立ち戻ることが、より一層意味を増してくるともいえる。

また、それはうさぎと他のセーラー戦士たちとの関係性にも言えて、ヴィーナスら仲間の戦士たちを次々と失い、とことん絶望し尽くして戦うことに疲れはてたからこそ、うさぎは逆接的に戦う本当の理由、仲間との絆の大切さを理解し、自らの身を捨ててカオスをも包み込もうとする「全てを捨て去る勇気の力と全てを受け入れる勇気の力」を解き放つことができたわけだね。

ヴィーナスの秘めた”清楚さ”が爆発!!第5部の個人的ベストシーン

さらに第5部では「うさぎから仲間たちへ」だけでなく、「セーラー戦士たちにとってのうさぎ=プリンセス」への想いも改めて描かれていて、中でも、普段はおちゃらけて、彼氏を作るのに必死な「色恋ボケ強め」を演じているヴィーナス=美奈子が、その胸の奥に秘めた本心をスリーライツに見抜かれ、うさぎ=プリンセスへの忠誠心、乙女同士の関係性における究極の”清楚さ”を素直にさらけ出す場面は、筆者が個人的に、第5部どころか、『セーラームーン』全体を通して屈指の名場面と感じたシーンだ。


 
(引用元: 『美少女戦士セーラームーン 完全版(9)』)

善悪を超える壮大なフィナーレ

そして締めくくりに、第5部でやはり語らずに終われないのは、ギャラクシーコルンドロンで迎える物語のクライマックス。

光と闇との戦いを終わらせるには、光も闇も含めた「可能性そのもの」を永久に消滅させるしかない、と訴えるちびちび=セーラーコスモスに対し、セーラームーンは「光の闇は永遠になくならない、いつだって光も闇もどちらの可能性もある それがこの宇宙の姿」「だからこそいつだって、戦いの先にある希望を、仲間たちと作る未来を信じる!」と、光も闇も差別することなく受け入れることを表明する。

そして、闇の根源であるカオスに自身の体ごと飛び込み、包み込んで融け合おうとする、セーラームーンの神々しさ、尊さボルテージがMAXになるシーンだ!

こんな姿見せられちゃったら、地球での「ちょっとおバカで自分勝手なうさぎ」の面影なんて、もうどこにも感じられないよね。

この場面で『美少女戦士セーラームーン』という物語は、これまで第1部~第4部で描かれた「善と悪、光と闇との戦い」から、「光も闇もあるから、人と共に生きられる、可能性を信じられる」という、二元論を越える姿勢を示したわけ。

ちょっと難しい哲学での言葉だと、同時に成立することが矛盾するはずの二つの要素に対して、それら矛盾を矛盾なく扱い、もう一つ上の次元に高めることを「止揚(アウフヘーベン)」と呼ぶんだけど、セーラームーンはまさに「光と闇」という、究極の矛盾をアウフヘーベンしてみせたんだ。

この、光と闇をアウフヘーベンする場面が、どうしてこうも僕たちの胸の、奥の奥にまで届くような感動を、ゆさぶりを与えるのか。

それはズバリ、僕たちが生きる目的そのものが、実はアウフヘーベンすることなんだからだと思う。

何が正しくて何が間違ってるのか?何が善で何が悪なのか?ますますわからなくなりそうな時代、けれど、全部から目を背けたまま過ごすのは本当はイヤだ!

だからこそ勇気を出して、そんなゆさぶりなんて全部包み込んじゃって、人間として、仲間たちと、人の間で”生きたい!!”

そんな、僕らが本当は胸の奥底にしまい込んでいる想いをゆり起こそうとしてくれるのが、セーラームーンが最後に見せてくれた姿なのかもしれない。

そして実は、この場面でセーラームーンがただの精神論で「受け入れる」とするのではなく、自身の「体ごと」闇を受け入れていく、という所が、実はものすごく大切なんだけど、、、このことについては、また別の機会に話そうと思う。

ただ、今の話を聞いて、自身の体の奥底で湧き上がる何かがあった人は、ぜひ下のボタンを押してみてほしい。

その先で、令和のこの時代の、あふれそうな矛盾とゆさぶりを乗り越えて”人と生きる”ための、本物の『答え』を受け取れるはずだから。。。

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