背が高いのって実はうらやましくないの話

 

BODY VOICE理論シリーズ今回は、

僕らの普段のものの見方(=観測者効果)と密接に関係している、

 

「姿勢」

 

その秘密に迫っていきたい。

 

”姿勢”と”僕らのモノの見方”の科学的関係

 

BODY VOICE理論では、いろんな体に現れる症状や部位の意味を読み解いているが、中でももっとも大事なのが、この「姿勢」である。

普段何気なく立ったり座ったり歩いたりする私たちだが、どんな時でも意識無意識にかかわらず、実はこの「姿勢」が、私たちの観測に大きな影響を及ぼしている。

 

「姿勢を正しなさいっ!」

 

とかいって親や学校の先生から注意されるシーンも現代では減ってきたのかもしれないが、

最近では、姿勢が我々の思考に及ぼす影響について

海外の研究機関でもまじめに研究されていたり、ビジネスマンが仕事するうえでの姿勢の大事さというのも、ここ最近強調されてきているね。

体幹トレーニングなどが流行ったりするのも、姿勢について敏感になってきた背景があるのかもしれない。

 

「背筋を伸ばすと脳内ホルモンが分泌されて幸福感が得られる!」

とか・・・

 

逆に

「猫背だと鬱になりやすい」

とかいう研究結果があったり・・・

 

 

ビジネスマンだったら

「背筋を伸ばすと自信が増し、自分の仕事に誇りを持てる!」

とか・・・

 

 

女性の美容・健康でも

「体幹を鍛えて姿勢を正せば美しくなれる!」

とか・・・

 

 

いろんな分野でずいぶん盛り上がっているこの「姿勢」というものをRSELのBODY VOICE理論では、より解像度高く科学して行こうと思う。

 

今回は、主に下半身の「姿勢」について見ていこう。

 

 

 

日本人の平均身長が伸びたもうひとつの理由

 

現代に生きる僕らは、スマホやパソコンの画面に集中する時間が一日の中で多くを占め、身体を支えてくれる根っこである、足腰を意識することが極端に減った。

日本人は昔より身長が伸びたと言うね。

かつての栄養不足が改善され、1900年以降の日本人の平均身長は右肩上がりという調査もある。

 

(資料:千葉の空

 

背の高い人を見て、

「いいな〜俺も180センチくらいあったらな〜」

 

と憧れの言葉をこぼす人がいたり、

「気になる異性に求める理想の身長」

なんてものがアンケートされ、女性が異性に求める理想の身長は男性の平均身長より高かったり・・・

 

背が高いことが一方向にもてはやされたりする傾向があるけど、そもそも現代人が背が高くなったのは

 

人間ではなく自動車が走るためのコンクリートが地面に敷かれて以来、コンクリートの地面に身体が反発し上に上に、重心が上がった結果だとRSELでは解析している。

 

固く冷たい地面を歩くために、足裏や足首や膝は強張り、しなりがなくなり、重心は上へ上へ上がっていく。

足腰は棒のようになり、弱まっていくばかりだ。

 

 

 

ロボットのような足はロボットのような物の見方へ・・・

西洋のコンクリート社会や靴文化によって、足裏で地面を直に感じる機会が極端に減ったのは事実だよね。

土を裸足で踏み締めたり、草の上を歩くことも少ない。

畳じゃなくフローリングがメインになったり、椅子に座ることが当たり前にもなった。

まだ柔らかい足指や足裏を持つ小さな子どもも固い地面で歩き始めるほかない。

成長するにつれ、固い地面に適応し、身体は固くなっていく。

そうして現代人の足裏は固く厚くなり、鈍くなっていったんだ。

 

その結果、僕らは、
日々自分を支えてくれる身の回りの関係性の背景を無視し、人もの場所への有り難みやぬくもりを感じられないで、スマホの画面の中の仮想空間でしか、人と繋がれないようになってしまった。

 

 

僕らの足がロボットのように固くなっていくにつれ、ロボットのような冷たいものの見方をするようになり、人間の表情や機微や背景よりも、数字を優先するような、ロボットの住む社会構造を作り上げてしまった・・・。

 

 

スマホ見ているときに足裏感じれない人の特徴

 

振り返ってみてほしい。

 

 

スマホを見ているときに、足裏を感じている人はいるだろうか?

歩いているときに、膝のしなりを感じている人はいるだろうか?

立っているとき、仙骨を感じている人はいるだろうか?

 

 

足は根っこだ。

根を張らない木が上へ上へ伸びようとすると、どうなるだろうか?

 

しっかりと根を張って待つことができず、雨や日光を取りに行こうと上にばかり枝を伸ばそうとする。

 

根からの供給も少なくなり、幹はやせ細る。

結局は、逆に天候に振り回されるようになり、そして強い雨風に襲われると、すぐにボキッと折れてしまう弱い木になるんだ。

 

 

まさに現代の僕らのものの見方そのものじゃないだろうか?

 

支えてもらっている事実を忘れ、足りない、欲しい、と上ばかり見て、

 

「なにかこないかなあ」と他力本願で怠けたり、

身の丈に合わないものを飛び級して望んだり、期待や理想を膨らませすぎて、せっかちになり現実を見れない人。

 

俗に言う「盛ってる人」の典型。

 

 

そういう出しゃばった人には必ず、
病気や事故、怪我などの甘くない現実を突きつけられる状況

=過剰ポテンシャル相殺が訪れ、

 

「身の丈を思い知れ!」

 

 

身体の秩序に叱られる時がくる。

 

まさに根っこ=足を忘れたから起きる観測者効果=自因自果だ。

足という根っこさえ意識して、地に足をつけた生活を送っていれば、そんなことは起こらなかったかもしれない。

 

盛ってる人の共通点は、『待てない』こと。

待てない人は、常に出しゃばってタイミングを外す。

だから、人と連携し、息を合わせることも難しい。

 

それを調整するのがLINEやSNSなどのネット空間となっているのが、現代社会の特徴だ。

 

逆に、『既にもらってる感』で支えてくれている根っこへ意識を向け、ただ望まれることに応えながら、待ち続けていると、根から湧いてくるアスファルトめくり力の突き上げ、本物のツキが回ってきたりする。

 

関係性を大事にするから、関係性からも大事にされるという当たり前の原理=自因自果がそこには働くんだ。

 

無知で傲慢な僕らの末路・・・

 

僕らはこの体や身の回りの人物場所を自分のものだと勘違いし

 

 

自惚れ、思い上がり、

 

固く冷たいコンクリートで大地に膜を敷き、

 

足裏のアンテナが機能せずに人と繋がれない、自分で自分を縛って、苦しんでいる。

 

 

いや、苦しんでいることにすらも気づかないのかもしれない。

 

 

そんな無知で傲慢な僕ら奴庶民の観測者効果が、この戦争経済を形作ってきたのが、悲しみの歴史の真実だ。

 

 

その原因=根っこは、やはり
失われた足、その身体の声を無視したことにある。

 

 

 

足は口ほどにものを言う…

 

 

 

今回はそんな足や、主に下半身の
BODY VOICEに耳を傾けてみよう。

 

 

【足指のBODY VOICE】

 

まずは足の指。

足指の広がり具合は

 

対関係性における包容力と修正力と忍耐力を表す。

 

・足指の母指と示指が内側に閉じてしまう傾向(外反母趾)
ある種の自己牢獄度合いを示している(内向き矢印)を形として表している

 

右足外反母趾傾向(対他者への好き嫌いに実は囚われている)
左足外反母趾傾向(対自分への出来or不出来に実は囚われている)

 

ちなみに5本の足指は、それぞれ自分と関係する5層のレイヤーとの関係性(5層対)を表している。

この足指の広がり具合や噛み締め具合がしっかりと機能しないと、足裏のアンテナは機能せず、素直に現実を受け取ることができない。

 

 

根っこの部分のこの足指。

ほとんどの人はここをおざなりにする。

 

試しに足指を広げてみたり、グーパーしたりしてほしい。

自由に足指がそれぞれ動くだろうか?

 

 

赤ちゃんのときは、足指が足の甲にペタンとついたのに、大人になったら、そんなことは忘れて、足指が固まっていることが当たり前になってしまっている。

 

 

そんな現代足MAXな方に、
RSELでは、まず五本指ソックスとお散歩で、
足指の感覚を取り戻すことをおすすめしているよ。

 

 

 

【足の甲(蹲踞面)と足首のBODY VOICE】

 

次は足の甲(蹲踞面)と足首だ。

 

足の甲(蹲踞面)と足首の柔軟性は承認と信頼のシンボル。

 

足の甲や足首が硬ければ硬いほど自己批判と不信感が強く頑固である
目下の魅力をすぐ褒めたりできないし、目上を素直に尊敬し見習ったりできない傾向がある。

 

・右足首は対他者への承認(尊重)と信頼(可能性を疑わない)
・左は対自分への承認(尊重)と信頼(可能性を疑わない)

 

和式トイレでしゃがんで用を足せない人は、自分や他人を尊重し、信頼することなんて、そもそもできていやしないよ、というのが、足首のBODY VOICEなんだ。

(資料:やぶにらみトーク)

 

特に、”蹲踞面”という足首の窪みを現代人はほぼロストしてしまっている。

 

古の和の身体文化、蹲踞を正しくするには、この足首の柔軟性と、”蹲踞面”の窪みが必須なんだ。

 

 

 

 

【膝のBODY VOICE】

足首の柔軟性とも深く関係してくるのが、膝だ。

 

 

膝の柔軟性は他者への共感力(エンパシー)のシンボル。

X脚=自分の価値観に固執し他者への共感が鈍くなりやすく、真心から人に支えてもらいにくい傾向
O脚=自分の価値観が曖昧でゆるすぎて、逆に他者との共感が鈍くなりやすく、真心から人に支えてもらいにくい傾向

 

膝が硬い人は、人に共感できない。

映画館で映画を見ていて、周りの人が感動して泣いていたりすると、

 

 

「なんで今のシーンで泣いてるんだ!?分からない…!」

 

と、なったりする。

 

 

私達は、人それぞれ感じることは違えど、共感し合うことによって、関係性を築いたり、信頼を深めたりする。

 

足首と関連してまさに連携において、大事なのが、この膝の柔軟性でもあるんだ。

 

 

ぜひ、膝を触ってみてお皿が上下左右になめらかに動くかチェックして、みてほしい。

 

動きが鈍い人…共感力に乏しくないだろうか?

 

 

 

【仙腸関節のBODY VOICE】

 

お次は、骨盤を形成する仙骨と腸骨の関節”仙腸関節”のBODY VOICE

 

 

仙骨は英語で、

「holy bone(聖なる骨)」

 

 

とも呼ばれていたというほど、人体のなかでは大事な部位。

 

 

対関係性に着目した身体の部位の中でも、上半身と下半身をつなげる役割である、この仙腸関節はまさにかなめの部位だ。

 

 

仙腸関節の前後の柔らかさは適正協力を表す。

 

・仙骨の反りの硬さは=人と繋がり抜けない弱さと浅さ
 他人事はどこまでもいっても他人事でしかない冷たい非協力傾向

逆に反りすぎ傾向は、人と繋がり過ぎてしまう過剰協力をしすぎて、本人が解決すべき問題までも解決しようとして情に流されやすくなる傾向にある

 

仙腸関節の場所はここだ。

(資料:上田整形外科クリニック

 

 

 

骨盤を前傾させたりする時に、動く関節なんだ。

 

ここが固いと、人に対して適正協力ができない。

 

 

逆に反りすぎてもよくない。

自分の課題と人の課題の同一化してしまい、踏み込みすぎたり、甘やかしすぎたりして、人の学ぶ機会を奪ってしまったりする。

 

 

仙骨を適度に反れれば、課題の重なり&課題の棲み分けを縁取ることができ、仙骨パワー=迷いを断ち切る決断力にて、日常にテンポが生まれ、人とどんどん協力していくことができる。

 

 

まさに関係性を営む上で、肝心かなめの身体部位ってこと。

 

 

 

【股関節のBODY VOICE】

 

下半身のBODYVOICE、最後は、股関節だ。

 

 

股関節の柔軟性は偏見を持たないで、関わり合える人のバリエーションの豊富さ器量のシンボル



股関節の硬さは偏見や先入観を持ってしまう人のバリエーションの多さを表している。

逆に股関節が柔軟になると、第一印象での偏見や先入観に囚われずに多様な人と関係性を築いていきやすくなり、決まったタイプだけでなく多様な人に応援されやすくなるんだ。

 

 

「常識とは18歳までに身に着けた偏見のコレクションのことを言う」byアインシュタイン

 

 

たしかに子どもはみな股関節が柔らかく、余計な固定観念や先入観などの偏見がなく、スポンジのように素直にものごとを受け取れる。

だから豊かな可能性を持つ。

 

 

大人はといえば、

 

今では、スマホが普及したから余計に、
無駄に頭で知識ばかり貪って、あたまでっかちになり、

 

 

なんの先入観なしに、ものごとをありのまま見ることが
もはやできなくなってしまっている。

 

 

情報が多くなった結果、自分の集めてきた偏見のコレクションでしか、人と関われなくなった現代人は、「個人主義」「自由主義」という自己正当化を盾に、「趣味」というマイワールドに閉じこもって、王様を気取っている

 

 

そんな裸の王様をはだかだと言えるのは、

股関節の柔らかい子どもと

siriの声じゃなくBODY VOICE【身体の声】を

真摯に聞くオトナだけなのだ。

 

 

 

姿勢を正すにはまず足裏から

 

以上で下半身のBODYVOICEは一通り見たけど、どうだっただろうか?

 

 

ぜひ、自分の身体の硬さと日常のものの見方選択、関係性との連携がどういうふうに繋がっているか、このBODY VOICEを通じて振り返ってみてほしい。

 

 

何度も言うけど、大事なのは、足裏から感じること。

 

身体は足に支えられている。

 

根本的な「姿勢」を正すためには、やはり、足指や足首から直していくしかない。

 

蹲踞姿勢もまずはそこから。

 

 

足裏にこそ、文明の鍵あり。

 

 

裸足で地面を感じているキラキラした目の後進国や昔の子どもたちのように、

 

(資料:japaaan magazine

 

 

身体の声を聞ける大人たちがつくる文明はどんな文明になるだろうか…?

 

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